たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

2021年10月30日

試作では社内で基板実装をして、工期短縮をはかります。

当社は試作に強いということを売りにしておりまして、そうなると開発納期の問題が出てきます。

主に納期短縮の目的で、社内で実装の取り組みがあります。

超特急だったり、試作基板の場合、社内で基板の実装を検討します。
社内でははんだこてを使った実装やメタルマスクとリフロー炉 の組み合わせで実装します。

以前は実装メーカーにすべての基板を実装してもらっていました。
通常工期だと2週間から3週間ぐらいの工期になります。工期短縮のために 社内実装を始めました。
社内で実装できれば最短で 1日で基板が完成します。


画像:社内で実装した基板の例

もちろん 専業の実装メーカーに依頼したほうが、品質が高いです。実装枚数が多い場合にはそもそも社内ではできなくなります。

状況に応じて、社内でやるか、実装メーカーに依頼するかを決めております。



  

タグ :基板開発



  • Posted by suga41 at 18:13Comments(0)技術紹介

    2021年09月12日

    事例:ファンドライバ基板

    先日プリント基板を開発した事例を差し支えない範囲で記します。

    あるお客様より長期保存している農産物に使う装置を開発するにあたり、ファンドライバを作ってほしいという引き合いをいただきました。

    初めてのお客様です。10分程度、目的や生産数などインタビューして口頭で金額を打診しました。
    今回マイコンがなく、電子部品の組み合わせだけでもよさそうです。
    注文書をいただいたので試作開発開始。

    3週間で以下のような基板を作りました。



    この基板の場合はいくつか間違いがありました。さらに基板を作った後に外部のスイッチの変更の連絡もありました。基板の間違いと、スイッチ変更のために、ジャンパー線を這わせたりして回路を修正。何とか動作するようにました。

    お客様に評価していただくために取り急ぎ1枚送付。
    当社では、並行して 過電圧や逆接続、連続断続運転試験など 様々なテストをしました。

    実際に使ってみたお客様から 使えるファンの種類を増やしたいという要望があったりして、当初は 指定のファンだけだったのが2種類のファンを選択して接続できるようにしました。
    結果として コントロール端子無しのファンと PWM端子で回転速度コントロールができるファンを使えることができるようになりました。これにより電圧が合えば世の中の多くのファンが接続できるようになりました。

    当社の評価やお客様のフィードバックの結果、不要な部品、コネクタを削除。また、逆に必要な回路も追加して二次試作完成



    この回路でOKとなりました。

    今回は1回の作り直しで製品レベルまでもっていきました。
    最初の電話をいただいてから 1カ月半 (途中夏休み期間あり)、電話とメールのやり取りだけで開発完了となりました。
    お客様の担当者が即断即決できる立場だったこともあり、短納期対応ができたのではないかと思います。


    基板を作りたい。社内で基板を開発したがトラブル続きなど、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
    左のオーナーへメッセージのボタンをクリックするか
    電話 03-6908-6697 までお気軽にお電話ください。

    令和デバイス 担当 菅原


      




  • Posted by suga41 at 11:29Comments(0)技術紹介

    2021年08月07日

    工場のPLCをマイコン基板に置き換えたいという相談

    こんにちは、令和デバイスの菅原です。

    PLCをマイコンに置き換えの記事を書いてから、あちこちで問い合わせをいただいています。

    自社の製品のを置き換えたいというが一番多いです。次に多いのが、生産技術の方が自分の工場の生産設備のPLCをマイコンに置き換えたいというし相談です。。

    PLCでは到底できない処理があったり、特殊な環境でPLCは設置できないというのであれば別ですが、だいたいの場合にはお勧めしておりません。

    確かにPLCの価格は高いし、一般的にマイコン基板は安い。
    しかしながら専用のマイコン基板や、市販のマイコン基板+オリジナルの拡張基板などという組み合わせで開発するとそれよりもずっと費用が掛かります。

    そうまでして生産設備のPLCを置き換えても、コストダウン効果はPLCとマイコン基板の差額しかありません。基板の開発費を考えるとPLCの方に軍配が上がります。

      

    タグ :PLC基板化



  • Posted by suga41 at 23:37Comments(0)技術紹介

    2021年08月03日

    PLCをマイコン基板に置き換えるメリット

    今日はPLC(シーケンサ)をマイコン基板に置き換えるメリット・デメリットについて書きましょう。

    ◆PLCをマイコン基板に置き換えるメリット

    ・形状を自由に設計できる

    ・小型化、低消費電力化

    ・リピート生産、量産時の低コスト化

    ・特殊な回路や高速動作に対応できる


    ◆PLCをマイコン基板に置き換えるデメリット

    ・初期のハードウェア開発費がかかる
     回路設計・プリント基板のアートワーク・ケース設計など

    ・製品の品質保証をしなくてはならない
     法令の順守など

    ・ハードウェアの変更要求対応が難しい

    ・ソフトウェア開発の難易度がPLCに比べて高いとされている

    ・プログラムの可書き換え時にシステムを停止しないといけない

    ・故障した場合の代替え手段が限られている


    総じてマイコン基板化は初期コストがかかるのと、ハードウェアの拡張・変更が難しいという点がデメリットとしてあります。

    以前I/O点数が100点を超え、なおかつ将来のI/Oの仕様変更の可能性が高い案件において、基板化のご要望をいただきました。しかし、マイコン化のメリットが少なく、デメリットのほうが大きいと判断して、お断りしたことがあります。

    ご相談いただけたらマイコンの基板化についてメリットのほうが大きいか判断いたします。
    お気軽にお問い合わせください。


    ◆お問い合わせ
    メッセージフォームからお願いします。  

    タグ :PLC基板開発



  • Posted by suga41 at 09:00Comments(0)技術紹介

    2021年08月01日

    基板を複数の会社から仕入れるか?

    あるお客様の話です。

    自社製品を製造するにあたり、ある会社から基板を設計、供給してもらっていました。

    供給元が倒産などした場合に、基板の供給が止まってしまうので、当社からも同じ基板を仕入れるようにしたいという相談を受けました。

    いろんな業種により、仕入れ先を複数持つということが、リスク管理になる場合があります。
    生産数にもよりますが基板の場合には、数百以下の単位であれば、同じ基板を複数の会社から仕入れるメリットはないでしょう。

    倒産などで供給できないことのリスク管理ということであれば、設計情報をしっかりと手元に持っておくべきです。

    そうすれば、今の協力会社が何らかの理由で供給できない場合でも必要であれば、その設計資料を基に同じものを制作できるからです。

    基板の供給を受ける場合は以下の資料が必要となります。

    ・回路図 →CADデータがあるとなおよい
    ・部品表
    ・ガーバーデータ →CADデータがあるとなおよい
    ・場合によっては配線図
    ・マイコン、FPGA などソフトウェアがある場合には 、ソースファイルやプロジェクトファイル

    CADデータの場合にはCADのメーカー、名称、バージョンも確認します。
    プロジェクトファイルの場合には開発環境のメーカー、名称、バージョンを確認してください。

    これらの資料があれば、同じものを作ったり、この資料を基にリプレースができます。
    委託時には、納品物としてこれらの資料をいただけることを条件とするとよいかと思います。

    意外と見落としがちなのが、初回のバージョンのみ納品されていて、ファームウェアや回路図、基板図の修正後の最新のファイルがまとめられていないことで、手元にあるファイルは古いままとか、履歴がないなど。修正がある度にファイルを更新しておきます。

    基板が作れないことによる問題は、基板の制作、実装している会社の倒産よりも、部品の廃番のほうが確率がはるかに高いです。
    設計委託時に今後何年間は供給されると予想される部品を使用すること。の条件を入れるべきです。
      




  • Posted by suga41 at 02:15Comments(0)案内技術紹介

    2021年07月28日

    PLCをマイコン基板に置き換えるメリット

    今日はPLC(シーケンサ)をマイコン基板に置き換えるメリット・デメリットについて書きましょう。

    ◆PLCをマイコン基板に置き換えるメリット

    ・形状を自由に設計できる

    ・小型化、低消費電力化

    ・リピート生産、量産時の低コスト化

    ・特殊な回路や高速動作に対応できる





    ◆PLCをマイコン基板に置き換えるデメリット

    ・初期のハードウェア開発費がかかる
     回路設計・プリント基板のアートワーク・ケース設計など

    ・製品の品質保証をしなくてはならない
     法令の順守など

    ・ハードウェアの変更要求対応が難しい

    ・ソフトウェア開発の難易度がPLCに比べて高いとされている

    ・プログラムの可書き換え時にシステムを停止しないといけない

    ・故障した場合の代替え手段が限られている


    総じてマイコン基板化は初期コストがかかるのと、ハードウェアの拡張・変更が難しいという点がデメリットとしてあります。

    以前I/O点数が100点を超え、なおかつ将来のI/Oの仕様変更の可能性が高い案件において、基板化のご要望をいただきました。しかし、マイコン化のメリットが少なく、デメリットのほうが大きいと判断して、お断りしたことがあります。

    ご相談いただけたらマイコンの基板化についてメリットのほうが大きいか判断いたします。
    お気軽にお問い合わせください。


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    タグ :PLC基板化



  • Posted by suga41 at 00:21Comments(0)技術紹介

    2021年07月13日

    RED4S インターフェース基板

    Phychipsの使いやすい UHF帯域の RFID リーダー RED4S のインターフェース基板をご用意しております。

    RED4S インターフェース基板


    写真の用に基板+アンテナの一体型 または ケースに入れて提供したします。

    RED4 は面実装部品として、または フレキケーブルで接続するコネクタタイプで提供されていますが、このままではちょっと使いにくい。
    そこで、 RED4S-C を搭載して USB通信できるような基板を麻布大学様のご依頼で開発しました。

    USBインターフェースは FTDI社の USBシリアル変換ICを用いております。 当社では Windowsのみで動作確認していますが、FTDIに対応しているホストであれば、通信できます。 MACや RaspberryPI 等でも応用可能です。
    通信はオリジナルプロトコルのバイナリ通信となります。
    当社でも通信プログラムを作ったりしておりますので、お気軽にご相談ください。

    基板でありUSBで電源も供給できるので、装置に組み込みやすいです。920MHz帯の RFIDリーダーの中では低価格でシステムを構築することが可能です。
    日本の技適を取得しているので、許可なく使うことができます。

    樹脂のケースに組み込んでの提供もできます。ケースが必要な際にはお申し付けください。

    お問合せは 左の「オーナーへメッセージ」または 当社ホームページのお問合せから
    または 電話 03-6908-6697 までお気軽にどうぞ。


      

    タグ :RDID920MHzRED4S



  • Posted by suga41 at 18:53Comments(0)技術紹介

    2021年07月08日

    基板試作オンライン相談やっています。

    非常事態宣言中ということもあり、お客様のところに面談に伺うということはしておりません。

    その代わり、ZOOMやGoogleMeetingを使ったオンラインの面談を行っております。

    オンラインミーティングで

    オンラインの良さは 思い立ってすぐにできること。時間や交通費の節約ができることでしょうか。
    その場でファイルの受け渡しをしたり、お互いに説明するときに画面を共有できるなど、オンラインでないとできないことも多いです。
    いろいろなサンプルを持って行くことも不要になり、オフィスとオフィスを画面でくっつけたように感じます。

    基板の開発とかファームウェアの開発等お困りごとがあったら連絡ください。都合が許す限りご相談に乗ります。

    問い合わせフォームから連絡いただけるとスムーズです。


      



  • Posted by suga41 at 15:29Comments(0)案内

    2021年06月28日

    困った電子不足の品薄

    在庫切れバナー

    最近の電子部品の入手難はひどいものです。中には1年先、2年先などというものもあります。
    その昔は電子部品といってもそんなに種類がなかったし、商社も在庫持っていることが多かったのですが、最近は物流の発達や会計の問題、品種の爆発的増大もあり、商社でも在庫を持たないことが一般的です。問われてからメーカーに在庫確認することが多いですね。

    そうなると、部品の入手ができるまで指をくわえて待っていないといけないのでしょうか。

    使用する部品のメーカー型番末尾まできっちりと決まっている基板は、待つか、やむなく新規開発もありますが、そうでもない場合には、代替の部品を探してきてなんとかすることもあります。
    あくまで、制作する基板に求められるものによりますが、苦しいながら乗り切っています。
    最悪、パッケージが多少大きいもの、小さいものに変わったり、ピン数が違うもので基板を作り直しということも行います。
      



  • Posted by suga41 at 10:28Comments(0)案内

    2021年05月16日

    中小企業がリスク少なく自社製品を作るには

    資金力が限られた中で、自社ブランドの電子製品、電子装置を開発するにあたり、考慮すべき点を書きたいと思います。

    ここでは、1ロット 10~100ぐらいで自社ブランドのFA装置等を開発するこを想定しています。
    大企業が何十万台も作る製品は話が違ってくるので、当てはまらないです。

    小さい電子装置を開発するにしても開発するにはそれなりの費用が掛かります。それらの投資効果を最大にしないといけません。



    ・市販している製品で使えそうなものがないかを探します。ライバル製品をベンチマークします。
     苦労して作ったら類似する製品が、安く大量にあったというのでは目も当てられません。
     また、ライバル製品がないか探します。小さい市場であれば、製品化から30年経過みたいなものがゴロゴロあります。ライバル製品を参考に、今の電子部品使うだけで、小さくて高性能で安価にできる可能性が高いです。


    ・素晴らしいアイディアはあてにしない。
     アイディア、発明、この世にないようなものを売り出して、世に問う! ということに私も憧れます。でもそれは中小企業が扱うにはリスクが高すぎます。
     世の中に類似品はあるが、いけていない、陳腐化している、旧態依然 というのがあると狙いやすいですね。


    ・お客様を巻き込んで開発する。
     使ってくれそうなお客様を巻き込んで、感想や効果を確認します。
     それらをフィードバックして、製品としてブラッシュアップします。 何度も作り直すので、作り直しのコストが安く上げられると開発費を低く抑えることができます。
     モノづくりするとどうしてもこだわりがでてきますが、お客様にとつて有益かどうかはお客様に聴きます。できる限り先入観をとりはらって開発します。


    ・お客様の新規導入のリスクを低くしてあげる
     お客様が導入するにあたり、簡単に取り付けられるほうがよいです。設置するのにお客様自身の設計が必要だと、お客様負担の開発費も発生してしまうので、それらが最小限になるようにします。
    設計のウィザードをつくるとか、自動的に図面ができるようなシステムだったり、いくつかのパラメータを確認して、こちらが設計してあげる手もあります。


    ・通信規格などは普及しているものを選択する。
     通信仕様は 既存の規格を使うと、その後の応用も効きやすくなります。



    電子製品の開発を希望する方には相談のります。
    03-6908-6697
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  • Posted by suga41 at 12:00Comments(0)お知らせ